マンツーマン対応のサロン運営
以前より、理容師求人情報宛には LINE@ からのお問い合わせが多数あり、そのほとんどが他のヘアサロンに在籍される美容師及び理容師のアシスタントスタッフさんからのご質問やご相談等でございました。
弊社が運営するメンズ美容室BAGUSにおきましては、スタイリストの理容師が全ての工程を1人で行う「マンツーマン」の個別対応サロンであり、アシスタントという位置付けの役割自体を設けておりません。
※ 在籍スタッフは理容師と美容師のスタイリストだけです。
それでもアシスタントの理容師さんや美容師さんからの就職希望は少なくなく、あえて今回のブログ記事内で "ある意味線引き" となる説明及びお問い合わせへの回答をご紹介させて頂きます。
先ずは LINE@ から頂戴しましたお問い合わせ内容についてのやり取りをご覧ください。
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はじめまして
ラインから失礼しますホームページを見てカット経験がまだ10人程度しかないんですけど募集要項にカットモデルを呼べる人なら募集の対象になってるとホームページから見たので連絡させていただきました
少しでもいいのでお話を聞かせていただけませんか??
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お問い合わせありがとうございます。
カット経験がまだ10人程度とは「営業」での経験値でしょうか?
それとも、レッスンでの経験人数でしょうか?
アシスタントのお仕事(カラー全般/パーマ技術全般/縮毛矯正等)は全て行えることが最低条件となります。
※ アシスタントのお仕事が全て行えて、カット経験が少ない方(Jrスタイリスト)なら求人対象でございます。
尚、弊社はスタッフの待遇を一番に考えた運営を目指しているため、アシスタントレベルの方からのお問い合わせは非常に多いです。
待遇だけでのご応募の場合はお断りさせて貰っております。
- ※ お読みしやすいように脚色を施しています。
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返信ありがとうございます。
カット経験はレッスンでの人数です
これからも練習出来るように20人のカットモデルをこのサロンで出来るように呼んでいます -
しかし、アシスタントとしての仕事はシャンプーやシェービングはお客様に入ってますがカラーとパーマは練習中です
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ジュニアスタイリストとはシャンプーやシェービングやパーマやカラーはお客様のを入ってジュニアスタイリストと呼ばれるのですか??
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場所によって違うので教えていただけませんか??
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当然、サロンによって異なります。
一般的にJrスタイリストとは、営業でカットデビューして3年未満のまだ「オールラウンダー」ではない技術者のことを指します。
◯◯さんの場合、営業でカットデビューはまだ(カラーもパーマも)とのことですので、どこのサロンでも「アシスタント」としての位置付けだと思われます。
アシスタントの間は少しでも厳しいサロンで経験値を上げられることをお勧めします。
- ※ 個人情報等はモザイク処理を行っています。
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追記です。
おっしゃられますように、Jrスタイリストは、カット以外の技術(カラー全般/パーマ技術全般/縮毛矯正)を全て営業で行えるレベルの方を指します。
少なくとも、スタイリストを募集する一般のサロンは勿論、弊社でもそのような認識です。
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カット以外の施術をお客様に行えるのがJrスタイリストなんですね!
カットモデルが呼べるアシスタントは求人対象だと思ってたんですか
アシスタントとしての仕事を全部出来てカットモデルが呼べる人からが求人の対象だったんですね -
勘違いをしてすみませんでした
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最初のシャンプー(プレシャン)から仕上げまで、1人の技術者が通しで施術する「マンツーマン」の個別対応サロンですので、カット以外の技術(カラー全般/パーマ技術全般/縮毛矯正等)を最低限習得されてないことには当サロンでは入客が出来ません。
アシスタントのお仕事全般を習得され、ご縁がございましたらご応募をお待ちしております。
弊社にとって、スタッフは「最上位顧客」であり、この信条を持って今後もヘア業界ではありえない待遇改善に努めて参ります。
お問い合わせありがとうございました。
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丁寧な説明をありがとうございます。
ここまでスタッフを働きやすく家族との時間を大切にするという制度を作ったBAGUSさんは本当にすごいと思ったのでアシスタントのお仕事を全般習得してから必ず応募します。
お忙しい中、連絡して頂きありがとうございます。
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是非とも頑張ってください。
ご応募くださいますことを心待ちにしております。
今日は店休日とし、大掃除を行ってました。
今からは食事会です。
この仲間に入れるよう、一日も早く技術習得が出来ることを祈っております。
ありがとうございました。
LINE@ でのやり取りは以上でございます。
理容師を求人する一般の理容店の場合、お休みや一日の勤務時間においてもまだまだ改善されてないサロンさんがほとんどで、レッスンの時間を合わせると未だに12時間オーバーが当たり前の拘束時間を強いられているのが現状のようです。
アシスタントの美容師及び理容師は募集しておりませんが、スタイリストになられた際にはBAGUSへご応募頂けましたら幸いでございます。
日時:2019年7月 8日 14:30
投稿者:ますた~
差別化された料金設定のサロン運営
昨年の夏から、
アシスタントを雇用せずにスタイリストの理容師だけで運営する「マンツーマンの個別対応サロン」へ切り替えたのと同時に、全てのヘアメニューにおいて料金改定を実施しました。
お世話になる既存顧客へは据え置き期間を設定し、料金改定に至る経緯やサービス内容についての変更点等を説明させてもらいました結果、失客の人数はわずか2%ほどだけに留まりました。
そして、在籍するスタイリストの理容師と美容師のスタッフが新規客を含めた「顧客層」の変化に少しずつ気付き始めたのでございます。
"新規客も含め良質なお客さまばかり!"
そうなのです。ターゲットではないユーザーからのお問い合わせが無くなり、Webマーケティングによる優良なご新規さまのみを集客する 仕組み化 が確立されているからこその結果なのです。
※ メインキーワード全てが上位表示されています。
以前にブログ記事でご紹介させて頂きましたが...
※ 画像をクリックされると過去記事がご覧頂けます。
ハードルを上げることにより、ターゲット以外のユーザー層を遮断することができる他、やはり料金設定での差別化はサロンで働くスタッフにおいてもプラス面の相乗効果をもたらしています。
さらに、料金改定を行った上で、繁華街以外のローカル地域でターゲット層を新規集客する「プライスボーダーライン」も明確に知ることが出来ました。
プライスボーダーライン(価格境界線)とは、ターゲットとする客層以外を選別する際に用いる価格帯であり、メンズマーケットにおけるカット料金のボーダーラインは5,000円が一つの線引きだと思われます。
※ 都心部を除くローカル地域が対象
このようなマーケティング手法から学んだことを理容師の求人情報にも取り入れ、これからもスタイリストの理容師さんを募集して参ります。
日時:2019年6月23日 16:00
投稿者:ますた~
育てない経営のサロン運営
理容師求人情報のウェブサイトをリニューアル後、キャリアのあるスタイリストの理容師さんからご応募がございました。
※ 家族を大切にされる心優しいオールラウンダーの技術者です。
先ず最初に、
本記事の表題でもある「育てない」経営に関してですが、語弊を招く恐れもありますので「何故このタイトルなのか?」を説明させて頂きます。
"育てないサロンの経営とはいったい?"
理容師の方ならご存知の通り、
このヘア業界は「サービス残業」が古き時代から当たり前でまかり通っており、その根源が「営業後のレッスン」である事実は周知のことだと思います。
※ 営業時間とレッスンを合わせると拘束時間は12時間をオーバーするのが一般的です。
以前までBAGUSも「育てる経営」でサロンの運営を行っておりました。
地方でヘアサロンを営む方のご子息を受け入れ、一人前の職人に育てて親御さんのもとへ送り返す。
いわゆる「師匠と弟子の関係」が成り立っていた良き時代でもあり、今では理容師を目指す若者も激減し、既にこのような師弟関係自体が崩壊してしまっているのです。
"アシスタントを募集しても応募なし..."
お問い合わせすら無いことが数年も続き、
昨年の夏からヘアサロンの運営スタイルを「マンツーマンの個別対応」へ方向転換した結果、アシスタントを育てない(雇用しない)経営にたどり着きました。
説明は以上となりますが、
この度、スタイリストの求人にご応募してくださった方は、大阪一円に店舗展開を行う大手サロンに10年以上勤務されてた理容師さんでした。
毎年、数十名もの新卒者を採用する会社さんで、当然キャリアのあるスタイリストは営業時間外の後輩指導が暗黙の了解であることは言うまでもありません。
"家族と共有できる時間を大切にしたい"
面接時にこの言葉を聞き、心の中では既に「即採用」を決めておりました。
そして、ようようお話を伺うと...
"前の会社は家族との時間が取れない..."
この会社にいる限り、
10年後も20年後も今の生活サイクルと何ら変わることがないと容易に想像出来たので、理容師を求人するBAGUSへご応募してくださったのでございます。
※ 面接日から翌々後、在籍スタイリスト全員の賛成があって採用が決定致しました。
採用が決定したことをメールでお知らせしました後、とてもうれしい内容の返信メールが直ぐに届けられました。
※ ご家族の方が喜んでくださったことは何よりでございます。
家族を大切に思う気持ちと好きな仕事を続けて行くには働く環境が大事だと本当に感じます。
"理容師さんも日曜日は家族サービス!"
明日からBAGUSに新加入のスタイリストが出勤して参ります。
新たなステージでサロンワークを存分に楽しんで頂けるよう、今まで以上のWebマーケティングと職場環境の改善に力を注いで行く所存でございます。
家族あってのお仕事ですし、BAGUSの考えや想いに共感してくださる理容師さんならこれからも大歓迎です。
日時:2019年6月20日 23:30
投稿者:ますた~
仕組み化された集客方法のサロン運営
ヘアサロンを運営するにあたり、
新規集客とスタイリストの理容師さんを求人採用するための仕組み化づくりが必要な時代となっています。
※ 特に理容・美容業界においての人材難は深刻です。
昨年の夏以降、全ての管理サイトを一から構築し直し、集客方法においては独自のWebマーケティング手法を用いた結果、今日では新規客獲得の仕組み化を確立しております。
※ 毎日、数名の新規ユーザーからお問い合わせがあります。
そんな折、サロンの集客や求人広告等を手掛ける大手企業の営業マンがBAGUSに訪れたのです。
"ホットペッパーに掲載されませんか?"
との内容でしたが、
ちょいど忙しい時間帯でもあっただけに、話を聞くこともなく丁寧にお断りさせて頂きました。
※ 営業で訪れる前にお店の情報収集を行わないのでしょうか?
そもそも集客に必要な宣伝広告の費用をBAGUSは経費として認めておらず、自社メディア及び無料ツールのSNS(Twitter等)しか活用しておりません。
※ メンズ美容室BAGUSの公式Twitterアカウント
又、外注を一切せず、SEOからMEOに至るまでの全てを自社で対策するのが強みでもあります。
※ メンズ美容室BAGUSがGoogle検索で1番上に表示されます。
そのような新規集客に必要な広告費を福利厚生や人件費に充てることにより、月曜日と日曜日を定休日 にする完全週休2日制を行うことが出来ました。
理容師の求人を円滑に進める上で、新規集客の仕組み化はサロン運営において最大の武器であることは言うまでもありません。
日時:2019年6月17日 16:00
投稿者:ますた~
完全予約制のサロン運営
男性用の理容室や女性用の美容室、
はたまたユニセックスサロンを合わせると全国に32万件はあろうかというヘア業界
一説には コンビニの4.5倍 とも言われてるだけに、ある意味ユーザーからは「選び放題」の現状だと言えるでしょう。
"行く(買う)お店はユーザーが決める"
どのビジネスにおいてもこのようなユーザーの捉え方は一般的だと思われます。
ですが、
僕はスタイリストの理容師として勤めている時からこの思想に疑問を抱いていました。
"何故サロン側が顧客を選べないのか?"
雇われている身分でこのような発想を持っていた僕がおかしいかはさておき、自分から「お願いしまーす」とビラを配るようないわゆる「営業」が1番嫌いでした(笑)
来てくれるかどうか分からない通りすがりのユーザーに対して頭を下げるくらいなら、現在サロンをご利用される「お客さま」に土下座を行った方がよっぽど集客においては効果があると僕は思ってました(笑)
※ サロンを立ち上げてからはプライスダウン等のチラシを配ったことが1度もありません。
そんなこんなで話を戻しますが、
サロンをご利用されるお客さまの職種やタイプが様々であることは当然です。
しかし、
世の中には理不尽な人が多いのも事実です。
① 輩(ヤカラ)
② 苛(イラチ)
③ 我(自己中)
ハードルが低ければ低いほど、
このようなタイプの方々が増えることはあっても減ることはないでしょうね。
おそらく、サロンに勤務する理容師や美容師のスタッフさんも「来てもらいたくない」のが本音ではないでしょうか?
※ 良質なお客さまも同じ時間を共有したくないのが心情でしょう。
ですが、
受ける側でもあるサロンの諸事情もあり、断りたくても断れない実情が多いのも現実のようです。
※ 集客がままならないため、ハードルの低いメンズサロンは多いと感じます。
では、どうすれば ① ~ ③ の方々からご来店並びにお問い合わせが少なくなるのでしょうか?
答えはいくつかあるのですが...
メンズ美容室BAGUSでは、
今回の表題でもある「完全予約制」を創業当時から開始しており、今日では多くの優良なお客さまに恵まれて、ご新規からも毎日数件のお問い合わせを頂戴しております。
※ HP内の各ページで予約状況を配信中
よくある「予約優先制」ではまだまだハードルが低く、先ずは「完全予約制」での運営をサロン側はすべきだと考えます。
※ あくまでもターゲットを絞ったビジネス展開を図る場合に限ります。
完全予約制にすることで、
① ~ ③ の方々は「めんどくせー」との事由から、かなりのお問い合わせ減につながることは間違いありません。
理容師の求人を行うにあたり、
スタッフの働く環境と待遇面を整備することは勿論ですが、僕たちのお仕事はサロンの顧客さまへサービスを提供する接客業なだけに、日々接する「お客さまの質」によって楽しく続けていけるんじゃないかと思います。
日時:2018年6月 6日 23:00
投稿者:ますた~